NARAtive2020

再会の奈良

Tracing Her Shadow

© 2020 “再会の奈良” Beijing Hengye Herdsman Pictures Co., Ltd, Nara International Film Festival, X Stream Pictures (Beijing)

イントロダクション

今後の活躍が期待される若手の映画監督がメガホンを取り、奈良を舞台にした映画を撮影、それを世界へ発信するという、なら国際映画祭プロジェクト「NARAtive(ナラティブ)」の2020年作品。河瀨直美×新進気鋭中国人ポンフェイ監督が奈良県御所市を舞台に『再会の奈良』を製作。メインキャストは國村隼。ウー・ヤンシュー、イン・ズー、永瀬正敏、劇団EXILEの秋山真太郎も出演。中国と日本を繋ぐ映像製作となります。

ストーリー

中国人の老女が日本に住む孫娘のような存在のシャオザーを訪れ来日するところから物語は始まる。
老女には日本に帰した中国残留孤児の養女、麗華がいるが、ここ数年連絡が途絶えている。
心配で堪らず老女は麗華を探しに来日したもののシャオザーと二人でなかなか上手く手掛かりも掴め無かった。
そこへ、ひょんなことから元警察官の男一雄が現れる。この一雄との出会いによって麗華探しの旅は思わぬ
展開を始める。麗華探しに手をかす一雄はシャオザーに自身の娘の面影を重ね、麗華を想う老女、その老女を
想うシャオザー、この3人の不器用な旅は思わぬ終着点へと誘われていく。

詳細情報

監督・脚本:ポンフェイ、エグゼクティブプロデューサー:河瀨直美、ジャ・ジャンクー 撮影監督:リャオ・ペンジュン、録音:森英司、照明:斎藤徹、美術:塩川節子

出演:國村隼、ウー・ヤンシュー、イン・ズー、永瀬正敏、秋山真太郎(劇団EXILE)

監督:ポンフェイ/中国
製作国 中国、日本 / 製作年 2020 / HD / 99分 / カラー / 字幕[ ENG / JPNSub.]
配給:ミモザフィルムズ
撮影地:奈良県御所市

監督紹介

ポンフェイ,Pengfei,鵬飛

982年、中国生まれ。パリの映画学校を卒業後、台湾の監督ツァイ・ミンリャンのもと、助監督・脚本を務める。長編デビュー作『Underground Fragrance』(2015)は「シカゴ国際映画祭」の新人監督コンペティションで受賞。2作目『The Taste of Rice Flower』は「ベニス・デイ」にノミネート。2018年の「なら国際映画祭」で観客賞を受賞。

監督ステートメント

私はずっと、中国と日本のフレンドシップをテーマに映画をつくりたいと思っていました。師匠と弟子、友人でもあったこの2国は敵対することもありました。でも、戦争には終わりがあります。愛に終わりはありません。日本と中国には温かい人間ドラマがたくさんあります。戦争が遠い過去になりつつある今、2国の間に生まれた真の家族愛を、今に近い時代設定で描きたいと思いました。人の感情は時間を経て今も生き続けるからです。

ポンフェイ,Pengfei,鵬飛

上映履歴・受賞歴

2020

上海国際映画祭メインコンペティション部門ノミネート

2020

東京国際映画祭にて上映

撮影地

御所市

葛城ロープウェイで山上駅へ上がり、15分ほど歩くと大阪平野が見渡せる360度のパノラマが広がります。
5月上旬~中旬には、眼下に「一目百万本」のつつじの群生が広がり、朱色に染まった山肌は圧巻です。
9月中旬~10月下旬には、一体がススキの大海原となります。
冬は樹氷が見られるなど、四季を通じて自然を満喫できます。

御所市の魅力へ

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