NARAtive2010

びおん

BION

イントロダクション

2009年、世界で活躍する新鋭作家として2人の監督が推薦で選ばれ、NARAtive第1弾を制作しました。

ストーリー

小さい頃の母との離別のトラウマを抱えながら生きる志保-28歳。長い年月を経て母に会い行くが、母親は昔と同様に志保の気持ちには答えてくれなかった。何を求めても納得できる答えは出てこない。そのやるせなさは、これまでためてきた母親に対する怒りを掻き立てた。その後間もなく志保のもとに母が交通事故に遭った知らせが届く。突然、自分を捨てた母親の身元保証人という望まない立場にたたされ動揺する志保。そんな憂鬱な毎日を過ごす志保にとって、週一回の料理教室は心のよりどころになっていく。ある日の料理教室の帰り、田原で木工作家をしている誠人に出会う。誠人の出現以来、週一回の料理教室はうつうつとした気分を晴れやかにし、生活に潤いをもたらした。そんな矢先、志保のもとに不意の知らせがおとずれる。
1300年の時が流れる古都奈良の自然の数々につつまれながら、志保と誠人の関係の先に待ち受けているものとは…

詳細情報

監督・脚本:山崎都世子、プロデューサー:河瀬直美、撮影:猪本雅三、照明:安部 力、録音:伊藤裕規

出演:桃生亜希子、こみずとうた、りりィ

監督:山崎都世子/日本
日本 / 2010年 / HD / 60分 / 英語字幕 / NPO法人なら国際映画祭実行委員会 配給
撮影地:奈良市田原地区

監督紹介

山崎 都世子

1975年大阪府出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。 TV番組制作会社を経て、映像制作を主とした「Okoku」を設立。 第13回長岡アジア映画祭のプログラム、第10回長岡インディーズムービーコンペティション・審査員特別賞『 パンとキリスト』 山崎都世子監督『小夜鳴鳥(ナイチンゲール)』が、韓国インディ・フォーラム2008映画祭にて上映。最新作は”島根県浜田市”を舞台に「神楽」をモチーフにしたフィクションとドキュメンタリーが融合した『さくら』。第17回映画祭TAMA CINEMA FORUMにて特別招待上映。関西を拠点にし、独特の世界観で作品を撮り続けている。

上映履歴・受賞歴

2010

Torino Film Festival (イタリア)

Cinema Digital Seoul Film Festival (韓国)

Kansai : l‘ autre cinéma japonais (フランス)

京都、大阪にて劇場公開 (日本)

Moma ニューヨーク近代美術館 河瀬直美回顧展にて上映(アメリカ)

撮影地

奈良市

奈良市は、西暦710年に藤原京からこの地に遷都したことに始まり、70余年の間首都として栄え、天平文化の華を咲かせました。
奈良市には東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡・春日山原始林の8資産で構成される世界文化遺産「古都奈良の文化財」をはじめ、数多くの神社仏閣や自然、史跡、国宝、文化財があります。移りゆく自然と変わらない歴史が寄り添う場所「奈良」にぜひお越しください。

奈良市の魅力へ

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